ベランダ緑化・屋上緑化

ここ数年、地球温暖化のせいだけではない気温の上昇が東京都や埼玉県など都市部で観測されています。その現象を「ヒートアイランド現象」といいます。

自然の地表に比べ、都市部を覆うコンクリートやアスファルトといった材質は、石に近い材質。石焼料理などでも利用されるように、「石」はいったん温まるとなかなか冷めず、いつまでも熱を放つという特徴があります。

そのため、都市部では夏の暑い日差しに加えて、温まった建物の表面から放たれる熱も加わるため、たいへんな猛暑となってしまいます。


暑いベランダ

また、石の冷めにくい特性で夜まで放熱が続くため、夜も過ごしにくい「熱帯夜」になるのです。 さらに、住宅が密集しているために風通しも悪く、暑さに対抗するために使用するクーラーの排気熱なども、ヒートアイランド現象を起こす一因。

この悪循環をストップさせる特効策として注目されているのが「屋上緑化」なのです。

屋上を緑化することで、まず、最上階の室内温度が大きく下がります。これは、緑の層が断熱の役割を果たすため。 また、植物に行う散水も温度を下げるのに一役買っています。住まいによっては、クーラーの必要が無くなったというご家庭もあり、その効果の大きさがわかります。


緑化ベランダ

さらに、屋上緑化の緑が雨に対しての保水力を発揮します。

近年都市部で多く起こる豪雨による浸水は、近くに雨水いったん保つ森がなくなったのもひとつの原因。降った雨はコンクリートやアスファルトの上をすべり、すぐに、下水へと集まってしまうのです。 その歯止めに、ドイツなどでは屋上緑化の効果が実証されています。

広いルーフバルコニーや、ベランダも屋上と同じ。緑化することで、住まいの熱を下げ、ヒートアイランド現象を改善する、大きな対策になるのです。